世の中には、仕事が嫌で嫌で「早くやめたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。
私も以前は、「早くやめたい」と考えている一人でした。
しかし、うつ病を発症し退職して、再度、就職してからは「早くやめたい」と思うことはありません。
反対に「できる限り長く働きたい」と考えています。
うつ病を抱えながら仕事を続けることは結構大変ですが、長く働き続けるコツをご紹介したいと思います。
目次
うつ病をカミングアウト(オープン)する
私は、うつ病が「障害」となっています。
当初はうつ病でしたが、繰り返しうつ症状を発症するので「反復性うつ病性障害」という障害名がついているんですよね。
もちろん、精神障害者手帳(2級)をもっています。
就職する時は、障害があることを「隠さず」に応募しました。
障害があることをオープンにすることで、会社が採用する場合に合理的配慮を考えてくれます。
これが結構大事で、就職してから働く環境が大きく異なります。
「障害者枠」で採用されると給料は若干低めですが、長く働き続ける環境が準備されます。
もし、障害者手帳をお持ちで就職を考えているなら、オープンでの就職活動をオススメします。
会社の担当者と定期的に面談をおこなう
担当者との面談が定期的におこなわれている会社もありますが、制度的にない会社もあります。
就職してから順調に出勤できればよいのですが、中には体調を崩す人もいます。
私の経験でいうと約5割の人が体調を崩しています。
就職時に合理的配慮が行き届いていればいいのですが、働いているうちに合理的配慮が合わなくなる場合が出てきますし、体調によってはバージョンアップする必要が出てきます。
このような時に、短時間の立ち話的な会話で解決できればよいのですが、そのようなケースは稀です。
ですから、15分程度の時間をとってもらって、体調の変化から、どのような「援助」(合理的配慮)が必要なのかを模索することが大事なんですよね。
このような面談をおこなうことで、会社の担当者には体調の変化を知ってもらうことが出来ますし、当事者としては話すことで気持ちが軽くなります。
休憩も仕事のうち
障害の特性によって違いますが、私は「過集中」になりがちです。
集中しすぎるんですよね。
気づいた時には遅くて、「ぐったり」の状態になったりします。
ですから過集中にならないように、適度に休憩をとることが必要です。
「休憩も仕事のうち」ですから、しっかりと休むことが大事です。
在宅勤務の時は仕事とプライベートの境目がなくなってしまいがちでしたが、「11時10分になったら休憩を取ろう」と時間を決めて休憩を意識的に取っていました。
会社でも同じことが言えますが、「休憩を取って」と言ってくれる人はいません。
自分で時間管理するなどして、意識的に休憩を取るよう心がけることが大事です。
まとめ
うつ病を抱えながら長く働き続けるには様々な工夫が必要です。
自分で工夫することが大事なのですが、いろいろと工夫してみても仕事の環境が変わらないことがありますよね。
「仕事が嫌で嫌ではやくやめたい」と考えているのなら、思い切って転職して自分の体にあった仕事を探すのも一つの選択肢です。