就労移行支援事業所に(体験も含めて)通所し始めて、5ヶ月が経過しようとしています。
日々、「訓練」に励み、就労できるように準備をしています。
訓練プログラムでは、企業説明会などもあり、積極的に参加しています。
先日は企業の採用担当者(人事部)を交えての交流会も開催され、参加しました。
交流会ですから、ざっくばらんに話したのですが、改めて人事部がどこをみているのか参考になったので、ご紹介します。
スキルはそれほど重視していない
PCのスキルなどはあった方が良いのですが、最低限使用できれば良いとのこと。
なんなら、大手の会社ではエクセルで数字の分析をするというよりも、基幹システムを構築しているので、その使用方法を入社してから習得していただければ良いとの感じでした。
実際、私が勤務した大手の人材サービス会社でも基幹システムが構築されていて、それを入社後に使用できるように慣れば良いとの方針でした。
ですから、PCのスキルはそれほど重視していない、というわけです。
でも、ある程度、スキルがあった方がないよりかはマシですからね。
重視しているのは「勤怠」
はじめに言ってしまえば良かったのですが、なぜが二番目。
人事部が重視しているのは「勤怠」です。
働いてもいないのに「勤怠」って?と思う人がいるかもしれません。
詳しくいうと、就労移行支援事業所での「勤怠」です。
就労移行支援事業所に決められた日数通所しているかどうか、遅刻や欠席はないか、ということです。
先日の交流会では、就労移行支援事業所に通所し始めて6ヶ月、直近3ヶ月の「勤怠」が95%以上が応募の条件と言っていました。
つまり、精神障害などを抱えていても、「勤怠」が安定していれば、安心して採用に向けた検討ができる、ということです。
PCスキルがなくても、「勤怠」が安定していればどうにかなるって言う考え方ですよね。
なぜ、就労移行支援事業所に通所し始めて6ヶ月なのか
この点は、私も疑問でした。なぜ、6ヶ月なのか。
人事部担当者は「原則」6ヶ月と言う言い方をしていましたので、例外があるのではないかと思い質問しました。
そしたら、だいたい、就労支援事業所のスタッフが通所者の事がわかるのに、6ヶ月は必要との思いからでした。
私はまだ、本通所し始めてから4ヶ月しか経過していませんので、応募するならあと2ヶ月ほど必要です。
また、原則6ヶ月と言う事でしたが、例外はほとんどないと言っていました。
ただ、この6ヶ月と言う期間は全ての企業がみているわけではなく、交流会に参加した企業です。
いずれにしても、企業は採用後のことも見据えているわけです。
私は、最悪のルートを進もうとしていた
以上のように、企業(採用側)は「勤怠」を重視していることがわかります。
で、私の場合はどうだったのか。
私は昨年(2023年)12月から休職して、今年(2024年)の2月に退職しています。
2月の中旬ごろにエージェントに登録して、転職活動を始めました。
もちろん、障害者雇用枠での採用を目指してです。
ですが、うまくいきませんでした。
その理由は簡単です。
休職→退職→転職活動、と言う流れは企業(採用側)からみると最悪な人物です。
「勤怠」の安定の「あ」の字もありませんから。
もし、そのまま転職活動を行なっていたとしても、今も悩み苦しんでいることでしょう。
軌道修正できてよかった
早々にエージェントに見切りをつけ、急がば回れではありませんが、就労移行支援事業所に通所し始めてよかったと思います。
今思えば、軌道修正して正解でした。
時間はかかりますが、「確実」に?前の道よりも良いと思っています。
「勤怠」の実績も作りつつあります。
おわりに
企業(採用側)は「勤怠」を重視します。
「予定」休はいいのですが、「突然」休は困りますからね。
PCスキルや仕事は入社後になんとかなると言う姿勢です。
私は「勤怠」の実績を作りつつあります。
今後も、生活リズムを崩さずに実績を重ねていきたいと思います。