就労移行支援事業所に通所する目的は、就職することです。
就職するためには、希望する会社にあなたのことを知ってもらうことが必要です。
いきなり面接っていう会社は殆どありません。
したがって、事前に応募書類を希望する会社に送付しなければなりません。
応募書類とは、「履歴書」「職務経歴書」そしてオープンで就職活動をするなら「私の障害について」です。
今回は、「履歴書」に絞って、説明したいと思います。
目次
できるだけ早く「履歴書」を書き始める
「履歴書」はいつ頃から書き始めるのが良いのでしょうか。
私の経験から言えば、できるだけ早い時期から書き始めることをオススメします。
就活期に入ってからでは遅いでしょう。
「できるだけ早く」というのは、モチベーションを保つためでもあります。
就労移行支援事業所で日々、プログラムに励んでいると「いつになったら就職できるのか」というある種の焦りが出てきます。
また、就労移行支援事業所に通所するのは短くて6か月、長ければ2年という長期戦です。
ですから、この間に「就職するぞ」というモチベーションが下がってしまい、プログラムに身が入らないことが起きる可能性があります。
モチベーションを下げないためにも、できるだけ早くから履歴書を書き始めることが良いでしょう。
自習時間を有効利用して
就労移行支援事業所のプログラムには、「どうやって履歴書を書くのか」という趣旨のプログラムがあります。
このプログラムでは、履歴書の目的から書き方まで幅広く説明したうえで、実際に履歴書を書く時間が設けられています。
しかし、このプログラムの時間だけでは「履歴書を書ききる」ことはできません。
ですから、就労移行支援事業所の自習時間を有効利用して書くことが必要です。
履歴書に書くことは決まっていますが、「長所・短所」や「趣味・特技」などについては、書き下ろす必要があります。
自習時間も使って何度も書き直す。いわゆるバージョンアップをすることが必要になるわけです。
ネットの活用や職員の知恵を総動員する
「履歴書」を自分の力だけで書ききることには無理があります。
今は、ネットで調べれば「履歴書の書き方」がたくさんヒットしますから、ネットの活用をすると良いでしょう。
また、就労移行支援事業所の職員の知恵を総動員することも大事です。
就労移行支援事業所の職員は、これまで多くの人の履歴書を添削してきたわけですから、知恵を活用することも大事です。
就労移行支援事業所で履歴書の添削をおこなっていないってことはまずありませんが、あるとしたらそのような就労移行支援事業所に通所すべきではありません。
まとめ
「履歴書」はあなたの分身となって、希望する会社にアピールします。
就労移行支援事業所に通所し始めたなら、できるだけ早く「履歴書を書き始める」。
そして、何度も書き直してバージョンアップさせて就活期を迎えられるようにしましょう。
希望する会社が決まったら、必要に応じて「長所・短所」や「趣味・特技」を書き換えることを忘れずに(ただ、実際と異なることを書いてはいけませんが)。